工藤由孝選手 硬式空手一般の部 全国大会快挙!
6月25日に全日本格斗打撃連盟主催にて硬式空手の全国大会が埼玉で行われ、武心剛術会より5名の選抜選手が出場し、参加人数は総勢600人を超え各カテゴリトーナメント20人程になるような大きな大会で、北海道の住人には厳しい暑さの中当道場生が快挙を上げてきました!
以下結果と総評です。
一般有級男子の部 3位
工藤由孝 選手
高校生以上は一般クラスという歴戦の大人も混じって行うトーナメントの中高校1年生という最年少で挑戦!
初戦、二回戦と持ち前のパワーとテクニックで勝ち進むも想像以上のルールの違いに戸惑ってしまい、短時間で獲れたような試合でも中々決着がつかず、みるみると体力が削られてしまう。そして積み重なった疲労と暑さのなか迎えた準決勝。果敢に戦うも試合中に反則である喉への突きが偶然工藤選手に入ってしまい、呼吸困難による試合続行不能につき棄権。惜しくも3位という内容でした。
しかしこれは全国の舞台。全国3位という冠は大変な快挙で、大きく胸を張っていいと思います!棄権がなければまだ上を目指せたかもしれないという意味でも一般最年少という意味でもこれからが楽しみですね!
一般有段男子の部 斎藤力毅 選手
武心の誇るスーパー高校生こと斎藤選手ですが、今回はキックボクシングでなくK-1アマチュアでも無く硬式空手に挑戦!高校2年生、ウェイトは空手だと超軽量級クラスの斎藤選手は歴戦の黒帯の大人達で且つ無差別級という100kgを超えるような選手がいるようなクラスで戦いました。
初戦を突破し迎えた2回戦目。相変わらずのキレキレの美しい攻防で素晴らしい動きではあったものの、こちらもやはり馴れないルールの壁に阻むられ、動きもコンディションも決して悪くなかった斎藤選手でしたが惜しくも1ポイント差で2回戦敗退。しかし、この強豪ましてや無差別で歴戦の黒帯が集まる中良く頑張ったと思います!ベスト16おめでとう!
中学生男子の部 木村龍太 選手
初戦、体格はそこまで有利ではない木村選手は持ち前のスピードで果敢に戦いきりました。大会で良く言われる事は、練習での動きの70%でも出し切れるとほぼ勝つことが出来ると言われています。そんな中、木村選手70%は出し切ることが出来たのではないかというすばらしい内容でした!しかし、ここは全国から強豪が集まる舞台。全力を出し切っても勝てない強豪が一人二人いてもおかしく有りません。そして、初戦の相手がまさにそういった相手で強豪への力及ばず敗退してしまいました。しかし、そんな選手を相手に練習の動きを出し切れるということは試合で勝つよりも難しくそして素晴らしいことです!それをなすことが出来た木村選手は中途半端な勝利よりも得る物があったのではないでしょうか。今回の気持ちを忘れず次の目標に向かって頑張りましょう!
小学6年男子の部 横山大和 選手
6年間近くフルコンタクト空手を続けてきた横山選手。フルコンタクト空手のヒントにと硬式空手を学んでいましたが思いの外頭角を現し、今回初の硬式空手選抜出場を果たしました!
体格としては小学6年としては重量級クラスですが、体格に見合わないスピードと技を磨き、そして挑んだ試合初戦。フルコンタクト空手を続けてきた彼は慣れないルールの中果敢に戦うも結果としては初戦敗退してしまいましたが、硬式空手の練習を数ヶ月しかしていない選手とは思えない動きで「硬式空手の選手」を相手にまともにやり合うことが出来ました。確かな手応えを感じた横山選手、これからさらに技を磨いていったらどうなるのか、とても楽しみな選手です!
小学5年男子の部 岩崎航大 選手
当会最年少で硬式空手全国大会出場の岩崎選手です。フルコンタクト空手を学んでいた彼は、何か光るものを感じ、顔面へのコンタクト競技をやらせてみるも素晴らしいセンスだったため硬式空手の挑戦を果たしました。
迎えた硬式空手デビュー初戦。体格こそは他の選手に比べ大きくない岩崎選手はそれを利用しスピードと出入りで翻弄し果敢に戦い切りました!そして、決着がつかぬまま延長戦まで戦いましたが、ここはやはり硬式空手練習数ヶ月の岩崎選手と相手との経験の差が出たか、僅差で敗れてしまいました。初の全国で延長まで行くということは力が通用する証拠です!今回流した涙は今まで流した涙の中では一番大きいのではないでしょうか。それだけ自分は頑張ってきたと言う自覚の現れです。その気持を忘れず、次の目標が直ぐあるので切り替えて次こそ獲っていこう!
大会総評としては、やはり北海道ルールとの違い、北海道では技有りとなるようなものがならなかったり、北海道では取らないものでは取ったりとルールの壁を感じました。
しかしルールが違うとはいえ出場していた他の選手達も、本気で硬式空手をやってきたと思わせる素晴らしい選手ばかりで、本当に素晴らしい大会でした。
どの大会でも言えることですがやはり1回戦目を勝つということは最も重要で、更に全国大会となるとその1回戦を勝つというハードルは高くなりそしてもっと重要になります。そんな中選手たちはかなり奮闘できた事と思います!
当会選手たちもルールには困惑した事と思います。うちの選手達の「力不足による負け」というよりも「ルールに負けた」という言い方もあります。しかしそれはそういうルールの中で頑張ってきた選手がすでにいる中、そういった大会に我々は挑戦するわけで、そこについては指導陣の勉強不足と謙虚に捉え、今大会の結果を糧にしっかりと勉強・修業を重ね今後もこの素晴らしい大会で選手達が皆活躍できるように頑張っていきたいと思います!
今回出場にあたり全日本格斗打撃連盟様におかれましては、出場前に色々と汲んでくださったり、そしてこの素晴らしい大会に招き頂き、誠にありがとうございました!
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